坂本です。先日、ANAのマイルで特典航空券を発券し、中国・西安に行ってきました。
航空券のルートは、
東京羽田→中国北京→西安→韓国ソウル→福岡
という変則ルートです。これでも23,000マイルでした。
羽田から北京まではANA。北京から西安は中国国際航空。西安からソウルとソウルから福岡はアシアナ航空です。
ANAマイルの良いところの一つは、このようにスターアライアンス系列の航空会社の便も自由に使える点ですね。ルート選択の幅が広がります。
西安は古の都・長安です。ずっと行きたかった古都を訪問できて感激でした。今回の旅の様子を紹介したいと思います。
羽田空港ANAラウンジからの搭乗
実は10月末の国内線フライト(福岡→羽田)で、念願のANA上級会員であるプラチナステータスに到達しました。
上級会員になると、いくつもメリットがあります。その一つがANAラウンジに自由に入れるものです。
上級会員だから、たとえエコノミー席でもラウンジに入れるのはうれしいですね。早速、今回のフライト前にANAラウンジを利用しました。
名物のカレーや飲み物を楽しみ、北京行きのフライトに搭乗です。
またうれしかったのが、飛行機搭乗時にゆうゆうと優先搭乗できたことです。
ずらりと並ぶ行列を横目に、ビジネスクラスの方と同じ動線から優先搭乗させていただきました。エコノミーなのに少し申し訳ない気持ちです。でもこれは快適です!
ANA羽田ー北京の機内食
ANAの機内食は安定のおいしさです。
食後にはハーゲンダッツアイスクリームのデザートも出ました。アイスは遠距離の路線だけかと思っていましたが、うれしい誤算でした。
食事を食べて本を読んでいると、あっという間に北京に着きました。乗り換えに2時間超あったのに、入国手続きやターミナル移動でかなり時間がかかり、ギリギリでした(汗)。
「北京空港のラウンジでゆっくりくつろごう」、と思っていたのに・・・
西安2018年11月の様子
空港から、乗合タクシーで西安市内に移動。1時間ほどでした。市内に差し掛かり、城壁が見えた時は胸が高鳴りましたね。
城壁内は、道が混んでいましたが無事にホテル着。午後8時になっていました。少し休んで夜の街に出てみると・・・
足の長いピカチュウが大増殖!これ、あかんやつやろー!(笑)
適当に目についた安食堂に入り、お肉ご飯を頼みました。スープをつけて400円ほどでした。西安は、広州やその他沿岸部の都市よりも物価は安いようです。
翌日は、朝から西安駅まで歩き、兵馬俑行きの乗り合いバスに乗りました。乗客はほぼ中国人ばかりでした。
秦の始皇帝の大きな像の前で記念撮影。
そしていよいよ兵馬俑の施設内に入りました。
これはもう、「圧巻」の一言です。他に言葉が見つからない壮大さ。2000年以上前に、これだけの規模で、これだけの精巧な人形を何千も作るとは。その権勢ぶりが伺えます。
その後、市内に戻り、西安城壁の西門へ。ここはかつてのシルクロードの出発点でした。
ここから、かの三蔵法師も天竺を目指して旅立っていったんですね。そして東西の文化がここを通して出会ってきたわけです。
城壁の上から悠久の歴史に思いを馳せ、しばらく感慨に浸りました。
夕暮れ時、西門から北門まで歩きました。1時間くらいかかったでしょうか。着く頃にはすっかり日も暮れました。
門はライトアップされ、美しく浮かび上がっていました。
夕食はまた安食堂で、身振り手振りで注文。辛い麺と肉を挟んだパン。これは絶品の美味しさでした。普段はパンは食べないんですけど、完食してしまいました。
翌朝はまた乗合バスで、通勤通学客にまみれながら郊外の興慶宮公園へ。
目的は、かつて遣唐使として長安を訪れた阿倍仲麻呂の記念碑を見ることです。
一千数百年前にこの地を訪れ、日本に帰ることなく没した阿倍仲麻呂さん。望郷の念いかばかりだったかと、胸がいっぱいになりました。
石碑の横に廃って感慨に浸っていると、おじさん二人組がやってきました。「何だろう?」と見ていると、石碑の前の広場でいきなりバドミントンを始めて、びっくりしました。
そして、西安空港への帰路につきました。空港は比較的小規模で、ラウンジも小さなものが一ヶ所だけ。
軽食の用意があり、チャーハンとスープだけいただきました。
そして、アシアナ航空のソウル・仁川行きに乗り込みました。
機内食はなかなか美味しかったです。
約3時間のフライトで、夕闇迫る仁川空港に無事、到着いたしました。