坂本です。ソウル金浦空港発羽田行きのANA便で12月4日、帰京しました。
11月半ばにソウルに寄ったのに続く再訪です。いずれもANA特典航空券です。
あっ、上の画像はパリの風景ですが、実は僕はまだパリに行っていないんです(笑)
実は今回のチケットは「ソウル発パリ行き」です。東京は、単なる経由地という扱いなんですね。
そして1か月ほど東京にストップオーバー(途中降機)で滞在して、来年1月に羽田から直行便でパリに向かいます。
なぜこのような旅程になったのか?
それは、実は単純に東京〜パリ往復でチケット発券するよりも、「ソウル発着にした方がお得」ということを発見したからです。
その方が、ソウル〜東京の往復チケットがつく上、金額にして2万円以上もお得なのです。
この裏ワザを僕だけの秘密にせず、みなさんにもシェアしたいと思います。
燃油サーチャージ・諸税の高さに驚いたことがきっかけ
今回の裏ワザ発見に至った経緯はというと、タイトルの通り燃油サーチャージ・諸税の高さに驚いたことがきっかけでした。
昨年からANAマイルが順調にたまってきており、海外を中心に出かけまくってます。
マイルによる発券ですから当然、飛行機代そのものは無料です。
しかし…国際線の飛行機に乗るには、これとは別途で燃油サーチャージや税金などの費用がかかります。
これが、アジアの近場であれば1万円代でおさまることか大半でした。が欧米路線ともなれば4万円近くになるのです。
せっかく多くのマイルをつぎ込んでいるのに、現金でこれだけ取られるのは悔しいですよね。
そこでふと、「海外発着にしたらどうなるんだろう?」という考えが浮かんだのです。
特典航空券を海外発券する方法
普通に航空券を購入する場合でも、海外を出発地にしてチケットを購入する「海外発券」がお得なことは、旅行好きの人の間では知られています。
それと同様に、マイルでチケットを取る場合でも、海外を出発地として予約することができるのです。
昔はというと、バンコクあたりの旅行会社に頼んで、チケットを日本まで郵送してもらっていたそうですね。
これは面倒くさい…。しかし、今や昔の話です。
インターネットの時代ですから、自分でサイトから簡単に海外発券できます。
しかも当然、チケットを郵送してもらう必要なんかありませんしね。
こちらが、ANAマイルの特典航空券の予約画面です。
上記の「出発地」で、海外の好きな空港を選べば良いだけです。なんて簡単なんでしょう!
東京〜パリで、ANA特典航空券を取った場合
さて、僕は2019年1月にパリに行こうと、特典航空券を検索しました。その結果がこちら。
必要マイル数 45,000マイル
税金・料金等 37,680円
普通に「東京ーパリ」往復で予約した場合にかかるマイルと諸費用です。
マイル数は、ローシーズンに当たるため、通常よりも5000マイル少なくなっています。
しかし、40,000円近い諸費用に、「えっ?」と戸惑いました。せっかくマイルで行くのに、ちょっとあんまりではないですか?
ソウル〜パリで、ANA特典航空券を取った場合
そこで、「海外発券したらどうなるのだろう?」と、ソウル発着で東京経由でパリ往復したらどうなるのか試した結果がこちら。
必要マイル数 50,000マイル
税金・料金等 15,230円
増えるマイルはたった5000マイル。通常、日本とソウルを往復すれば1万5000マイルかかりますから、これだけでもかなりお得です。
その上、2万2000円も安くなっているのです!驚きました。
飛行機搭乗は増えているのに、諸費用の方が安くなるってどういうことなんでしょう?不思議です。
たくさん飛行機に乗れて、そのうえ安いとなれば悩む余地はありません。迷わずソウル発着でチケット発券しました。
さらにはソウルは我が故郷の九州・福岡からすぐです。ついでに福岡に寄れる!という思惑もありました。
参考: 香港、台湾発着のパリ往復にした場合
さて、ソウル発着でと決める前に、近隣のハブ空港を発着地とした場合と当然比べてみました。
2019年1月という同条件で、台北発着で調べた結果がこちら。
必要マイル数 50,000マイル
税金・料金等 54,750円
うーーん、必要マイル数はソウルと同じですが、5万円超えはもう普通に航空券を買うのと変わりがないくらいのレベルになってますね。。
こちらは選択肢から除外。
では、香港発着にするとどうか?
必要マイル数 50,000マイル
税金・料金等 51,130円
これもほとんど台湾と変わらないですね(汗)。というわけで却下。
1万5000円程度という抜群のコストパフォーマンスを誇るソウル発着がベスト、と言う結論に落ち着きました。
ANA特典航空券・ソウル発パリ往復の明細書
メールで届いた明細書がこちらです。
あれっ、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、意外と安いですね!
しかし、予想外なのはこちら
・旅客サービス施設使用料
・旅客サービス料(2件)
・国際連帯税
・・・など、見慣れない費目があります。今後の研究課題です。
結論:欧米行き特典航空券は、韓国発着が一番お得!
というわけで、韓国を発着地として欧米路線の特典航空券を予約するのは、メリットが大きいです。
現金負担が軽い上、わずか5,000マイル多いだけで韓国〜東京の往復までできるのですから。
普通は、たくさん飛行機に乗った方がお金がかかるのが当然ですよね。
なぜこのような設定になっているのか?これから調べてみたいと思います。
この方法のデメリットといえば、別途で日本からソウルへの行き帰りの航空券を手配しなければならない点ですね。
でも、日本各地からソウルを結ぶ飛行機は、格安航空LCCを含めたくさんあります。
よほどのことがない限り、往復で3万を超えることはないはずです。
というわけで、あなたも韓国発着で特典航空券を探してみてください!
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