アメックスプラチナカードには、「個人プラチナ」と「ビジネスプラチナ」の2種類があります。
僕は独立して小さなビジネスを行う者ですが、迷った末、2018年にビジネスのプラチナに申し込みました。
年会費や特典内容に大差はなかったんです。でも、結果的にアメックスビジネスプラチナにしてよかったなと、個人的には思っています。
というのも、ビジネスに及ぼす効果は絶大だと感じているからです。
ビジネスといっても、ちゃんとカードに自分の個人名が入ります。デザインもほとんど個人プラチナと変わりませんし、使い勝手は個人カードとほぼ同じです。
でも、ビジネス向けのメリットがしっかり備わっています。経営者やフリーランスはもちろん、サラリーマンの副業用にもおすすめです。
この記事では、僕が実際にアメックスビジネスプラチナを使ってみて、実感しているメリットを紹介したいと思います。
ビジネス・プラチナだけに備わる優待特典・補償
個人のプラチナとビジネスのプラチナ。既述の通り、特典の内容はほとんど違いがありません。
ですが、ビジネスプラチナならではのメリットがきちんと備わっています。いくつか紹介します。
ダイニング&バーでの特別ご優待
2019年7月から、ビジネスプラチナ会員限定で、ホテルレストランの優待サービスが始まりました。
有名ホテルのレストランやバーでビジネスでご利用いただける特典をご用意しております。大切なお客様とのご接待やお仕事仲間や従業員の方との懇親会に、是非ご活用ください。
とのこと。さすがアメックス、ビジネス利用者のことをわかっていますね!
でも、この特典が始まったことを知らないビジネスプラチナ会員がほとんどではないでしょうか?もったいない!
僕は、アメックス法人営業の担当者の方から、すぐ教えていただきました。
・アンダーズ 東京「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」
・京王プラザホテル「懐石 〈蒼樹庵〉」
・セルリアンタワー東急ホテル「タワーズバー ベロビスト」
・パーク ハイアット 東京「梢」
・・・などといった高級ホテルのレストランで、
・個室料無料
・ウェルカムシャンパン(1杯)のサービス
・ディナーコースのアップグレードなど
などの特典を受けることができます。
また、パーク ハイアット 東京「ニューヨーク バー」など、対象のバーでは「カバーチャージ無料」になります。
ニューヨークバーのカバーチャージは、通常1人当たり2,500円+消費税かかります。2人でいけば5000円。
ビジネスプラチナの年会費は13万円ですが、月で割ると1万円ちょっとです。
それを考えると、ニューヨークバーに毎月1回、2人で行くだけでも、年会費のほぼ半分の元が取れる計算です。
ビジネス・ワランティ・プラス
オフィス使用のために、ビジネス・プラチナ・カードで購入した10,500円以上の家電製品、パソコン、電話機について、
自然故障のほか、偶発的な事故(火災、破損、水漏れ、盗難など)についても、3年間メーカー保証の延長として補償してくれます。
年間の補償限度額は20万円ですが、十分な補償でしょう。
「日経電子版Pro」の月額料金を毎月5%オフ
法人版の日経電子版「日経電子版Pro」。月額料金が毎月5%オフになります。
僕は日経電子版を個人で取っていました。しかし、Proだと、
・日経電子版記事
・日本経済新聞 朝刊、夕刊
・日経産業新聞
・日経MJ
・日経ヴェリタス
・会社情報20000社
・経歴データベース
これら全部読めて、6,480円(税込)。これがビジネスプラチナ会員なら5%(324円)オフ!
日経電子版の個人契約(4200円)との差は2000円を切り、機能が劇的に増えるので、僕はこれからproに乗り換えます!
「帝国ホテル 東京」 ミーティングスクエア
20,000円+消費税かかりますが、1日最大2時間までビジネスラウンジが使えます。まあこれは、ビジネスプラチナ会員に限らず、ビジネスゴールド会員も申し込めば利用可能です。
アメリカンエキスプレス・JAL オンライン
JAL国内線航空券をオンラインで24時間365日予約・発券できる法人向けサービスです。入会費、年会費は無料です。
ビジネス・コンサルティング・サービス
「ビジネスを伸ばしたい、業務改善をしたいとお考えの中小企業経営者・個人事業主のカード会員様向けに適切な経営コンサルタントをご紹介し、簡単な経営相談をお受けする窓口を株式会社船井総合研究所にてご用意しております。その他ビジネスのノウハウをまとめたCD/DVD、セミナーなどの料金ご優待がございます」とのことです。
僕はまだ利用していません。
私が主観で選ぶアメックスビジネスプラチナの価値・メリット7選
ビジネスプラチナ特典をいくつか紹介しましたが、これ以外にもアメックスビジネスプラチナには無数の特典・メリットがあります。
そのメリット項目を一覧にすれば、小冊子になるくらいあります。だから、僕も把握しきれないくらいです。
まだまだ使いきれていないプラチナ特典が多数ありますが、僕がプラチナホルダーになったこの1年で感じているメリットを7つ選び、紹介しますね。
1●高級ホテルの上級会員資格
何と言っても、アメックスプラチナの大きなメリットはホテル利用にあります。
僕はビジネスプラチナを手に入れるまで、それほどホテルにこだわる人間ではありませんでした。
ですが、リッツ・カールトンやマリオット、ヒルトンといった一流のホテルの泊まる機会が増えたことは、明らかにビジネスにも良い影響を与えています。
セルフイメージが上がる効果は大きいですし、快適な環境であるため、室内で仕事の作業をする時も大いにはかどります。
そしてもちろん、仕事以外のプライベートでホテルに泊まる時も、この上級会員資格フル活用しています。
僕がビジネスプラチナのおかげで上級会員になって泊まったホテルはこちらです。
・リッツカールトン
・マリオット・SPG
・ヒルトン
お部屋のアップグレードなど、詳しい体験談はこちらの記事で紹介しています。
しかもその上、ビジネスプラチナを2年目以降、更新するたびに高級ホテル無料宿泊特典(2名1室)がもらえます!
2●空港ラウンジ(グローバル・ラウンジ・コレクション)
アメックスビジネスプラチナの空港ラウンジサービスは、数あるカードの中で“最強”と言ってよいでしょう。
「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」として、世界130ヶ国500空港1,200ヶ所以上のラウンジを利用でき、非常に充実しています。
これさえあれば、正直言って、ラウンジ利用権を目的に飛行機に乗る「修行」をわざわざする必要はないと思います。
プライオリティパス
世界140ヶ国500都市1,200ヶ所以上のVIPラウンジが利用できるカードです。
通常、年会費は通常429ドル(日本円で約4万8000円)。これが、アメックスプラチナの特典として無料でつきます。
ビジネスクラスのラウンジが世界中で利用できるのは、とてもありがたいです。飲み放題、食べ放題。
プライオリティパスが良いのは、航空会社を選ばない点です。僕は、スターアライアンスのゴールド会員ですが、ラウンジを利用できるのはスターアライアンス系列の飛行機に乗る時だけなんです。
航空会社を選ばず、例えLCC利用時だってビジネスクラスラウンジが使える。これがプライオリティパスの強みでしょう。
しかも、アメックス・プラチナ特典のプライオリティパスなら、同伴者1名まで無料です。
アメックス・センチュリオンラウンジ
「アメックス・プラチナ以上」の会員しか入れないシークレットなVIPラウンジ。それが、ザ・センチュリオンラウンジです。
ラスベガスやニューヨーク、香港など、9つのラウンジがあります。僕は香港に行きました。
プライオリティパスのラウンジ運んでいることが多いですが、さすが香港のセンチュリオンラウンジは人が少なく、とても落ち着く雰囲気で高級感にあふれていました。
ビジネスクラス以上のレア感があり、優越感に浸れます(笑)。
インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ
こちらは、ゴールド以上のアメックス会員が入れます。シドニーやメキシコ、インドなどに10のラウンジがあります。上記の写真は、シドニーで利用したアメックスラウンジです。
食事や飲み物も十分、充実していましたよ。
デルタ航空専用空港ラウンジ
デルタ航空の専用ラウンジ「デルタスカイクラブ」を無料で利用できます。デルタ航空に乗るときだけですが…。
プラザ・プレミアム・エアポート・ラウンジ
香港や中国、シンガポール、台湾、オーストラリアやカナダ、ロンドンなど、世界中に71あるプラザ・プレミアムラウンジを無料で利用できます。
実は僕、プラザプレミアムラウンジが、アメックスプラチナ特典ということを見落としていました!
プライオリティパスで入れるプラザのラウンジはいくつかあります。しかし、以前、どこかの空港でプライオリティパスを見せたら、「ノー」と断れらたことがあります。
その時は、ビジネスプラチナを見せれば無料で入れたんですねー!失敗しました…。
プラザプレミアムラウンジは、登録の必要なしで、当日の航空券さえあれば利用可能です。
香港のプラザラウンジでは、麺類、点心類を始め、食べきれないほどの食事が並んでいました。無料とは信じ難かったです(汗)
ルフトハンザ・ラウンジ
なぜかこれ、あまり知られていません。実はアメックスのプラチナ特典で、ルフトハンザ航空のラウンジが使えます。
ミュンヘンかフランクフルトを出発するルフトハンザ系列の航空会社(ルフトハンザ航空、スイス航空、オーストリア航空)を利用する際に限られますが、うれしい特典です。
これも利用の事前登録の必要なしで、プラチナカードと航空券を見せればオッケーです。
3●事業の費用関係
1、税金をカードで払える
アメックスビジネスカードは、国税や都税の支払いに使えます。
しかも、ポイントが貯まるんです。(ただ、通常より半分の100円=0.5ポイント)。
少し手数料はかかりますが、支払いを1ヶ月くらい先にできるメリットがあります。
それと、僕の場合、今年の納税額がけっこうな額になりまして、「分割払いにしたい」と思いました。
すると、ちょうど今年からビジネスプラチナでも「ペイフレックス」というリボ払いが利用できるようになっていました。
資金繰りという点においても、ビジネスプラチナは強い味方です。
2、年会費を経費にできる
クレジットカード年会費は、経費で落とせます。つまり、税金支払いが減る。
例えば普通に、自分の給与からアメプラの年会費を払うとしたらどうか?所得税を払った後の残りのお金で、13万円を払わないといけません。
しかし、ビジネスカードなら、税金を払う前のお金から13万円を引けます。すると当然、利益が減らせます。
利益が減るということは、それにかかる税金も減るというわけですね。
事業をやっている方なら、「できることなら支出は経費にしたい」と思うはずです。
個人で払うには高額な13万の年会費ですが、ビジネス経費としたら月1万少々は大した額ではないのではないでしょうか?
3、起業・副業したてでも取得できる
アメックスのカードは、「審査のハードルが高い」と感じる方は多いみたいですね。しかし、必ずしもそんなことはありません。
アメックス社が自ら言っているように、会社設立したばかりでも、アメックスのビジネスカードは取得が可能です。
なぜなら、他のカード会社とは少し違った審査基準があるからだそうです。
実際に僕自身、法人設立から1年未満でアメックスのビジネスゴールドを取得。それから半年くらいでプラチナに切り替えました。
もちろん、個人事業主でもビジネスプラチナに申し込むことができます。
アメックスのビジネスカードの場合、会社を審査するというよりも、カードを当事者が審査対象のようです。
だから、結局は個人カードの審査時と同様に、ビジネスカードでもこれまでのご本人のクレジットヒストリーを見られるということなんでしょう。
なので、副業のサラリーマンがビジネスカードを申し込むのは、全然可能なのです。
4●プラチナコンシェルジュが、自分の秘書になる
秘書を雇えるほどの経営者は、よほどの事業規模にならないと難しいのではないでしょうか?
僕も、できるだけ固定費は増やしたくない、身軽にビジネスを進めたいと考えています。
ただ、わざわざ秘書を雇うほどでもないけれども、ちょっとしたお店や出張の手配といった事務を頼みたい、という時があります。
ビジネスの要諦の1つはは、自分でしかできないことに時間を使う、ということです。
自分でなくてもできることは、他の人に任せた方が、絶対に良いんです。
その点、アメックスビジネスプラチナを持てば、電話一本でいつでも優秀なコンシェルジュに物事を頼むことができます。
僕も時々利用しますが、プラチナコンシェルジュはやはり受け答えが秀逸です。テキパキしているし、クレバー。かつ気が利いているんですよ、
プラチナコンシェルジュは、ビジネスする人にこそより使いでがあります。使いようによっては自分の時間を生み出すことができますから、すごいメリットですね。
5●ビジネスがうまく行っていると見られる
ビジネスは、信用で成り立つものです。
もちろん、プラチナカードを持つことで全面的にビジネスの信頼を得られるわけではありませんが・・
自分の信用をより補強する効果はかなりある、と感じています。
特に日本では、まだまだ個人事業主や小さな会社は、「社会的信用に乏しい」とみなす風潮が強いじゃないですか?
ですが、アメックスビジネスプラチナを持つようになって、周りからの見る目も変わった気がします。
年会費が13万円もするという常識を超えたカードですから、「この人はビジネスでうまくいっているんだな」と、お客様からも見ていただけているようです。
店員から尊敬の眼差しを浴びる
お店の支払いでビジネスプラチナを出すと、たまに「すごいカードですね」と言われることがあります。
特に、メタル製になってから、店員さんも手にした瞬間に厚みと重みを感じるようです。
ある日は、店員さんから「どれだけえらくなったら、こんなカード持てるんですか?」と、どストレートに聞かれました(笑)
あるいは、スカした風情のスタバの男性店員が、上から目線のドヤ顔で注文を聞いてくる時があります。
そんな時、スッとメタル製のプラチナカードを出すと快感です(笑)。
相手の表情は一瞬こわばり、態度は一変します。
「この人は、ビジネスで成功している人だ」と思うんでしょうね。
6●事業のお支払いで、大量マイルがたまる
通常、ビジネスのお支払いは、一般の家計の支払いとは額がひと桁ふた桁違うはずです。
100万円の決済をカードでする、としたら、普通の個人だったら大変でしょう。
ですが、ビジネスならよくあることです。
このビジネス決済で、100円=1ポイントが獲得できます。
しかも、ビジネスプラチナなら、アマゾンのお支払いは100円で3ポイントもつきます。
こうして貯まったポイントを、15の提携エアラインのマイルに交換できるんです。
僕の場合、
ANA
ブリティッシュエアウェイズ
ユナイテッドエア
に移しています。
ちなみにユナイテッド航空には、アメックスポイントからダイレクトにマイル移行はできません。
しかし、アメックスから「マリオットボンボイ」にポイントを経由させ、ユナイテッドに交換しました。
このように、いったん「マリオットボンボイ」のポイントに移せば、そこから移行できる航空会社の幅はもっと広がります。
7●お客様をプラチナ会員にご招待でき、マイルが貯まる
これが僕にとっては、何気に一番大きいかもしれません。
レアなプラチナに申し込める、ということでお友だちやお客様にすごく喜ばれます。
紹介することで、僕にもメリットがあります。それはアメックスからのお礼の紹介ポイントです。
そのお礼は、なんと3万ポイント。2人紹介すれば6万マイルもらえ、ヨーロッパに行けます。
僕は、お客様にプラチナ紹介することで、けっこうなマイルを獲得しています。
そのおかげで、2019年だけでも、家族4人でニューヨークに行ったほか、両親連れてパリに行くことができました。しかもビジネスクラスです。
もちろん、紹介によって入会したお客様も、キャンペーン特典で最大7万ポイントを獲得できます。
この「アメックス紹介プログラム」ですが、個人向けのプラチナの場合なら、ウェブで発行できるリンクから紹介申し込みができます。
しかし、ビジネス用のプラチナの場合は、紹介のウェブリンクは存在しないんです。
つまりビジネスプラチナの紹介は、アメックス社員さんを介して行うのが決まりです。よってウェブではなく、書類に記入して申し込むしか方法がありません。
個人向けプラチナよりも、少し厳しめと言えるでしょう。
だから、僕がビジネスのお客様をプラチナに招待する場合は、必ず僕の担当のアメックスの営業社員の方を紹介しています。
その他、アメックスビジネスプラチナのメリット・特典のまとめ
セゾンのビジネスプラチナとは、格がケタ違いに違う!
セゾンのアメックスプラチナがありますが、「なんちゃってプラチナ」と言わざるを得ません。
年会費の額からしても、その違いは明白ですね。
カードの知識のない方は、プロパーのプラチナと、セゾンのプラチナの違いは、見た目ではよくわからないかもしれません。
しかし、見る人が見れば、すぐわかります。
ある経営者の方は、ビジネスの集まりで、セゾンのアメックスビジネスプラチナを出したら恥ずかしい、とおっしゃっていました。
感度の鋭いビジネスパーソンは、わかっているんですね。
まとめ
アメックスプラチナは、
・旅好き
・出張が多い
こういう方には非常にオススメです。13万円の年会費はすぐに元が取れます。
もちろん、仕事で出張がそれほどなくても、個人的な旅行でもメリットを利用できますから、損のしようがありません。
プラチナには個人向けとビジネス用の2種類ありますが、
上記の理由で、会社経営者や、個人事業主の方であれば、間違いなく「ビジネスプラチナ」をおすすめします!
もしあなたがアメックスビジネスプラチナ入会ご希望でしたら、私からお申し込みをご紹介できます。
公式サイトから申し込むと入会特典はありません。が、紹介からのお申し込みなら最大70,000ポイント獲得できます。
以下よりあなたのメールアドレスをお知らせください。すぐお申し込みリンクをお届けします。
なぜメールアドレス?というと、アメックスの規約では、紹介できるのは「互いに連絡可能な状態にある方同士」という決まりがあるからです。
メールであなたと私は連絡可能な状態になり、ご紹介が可能になります。
なお、ビジネスプラチナの紹介申し込み方法は、この記事で説明しています。